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巨額不良債権 中国金融システムはすでに破綻?

2012年08月02日

 【新唐人2012年7月20日付ニュース】中国のある“経済論壇”に近日、“不良債権26兆元、中国銀行システムはすでに破綻”との文章が掲載されました。文章によると、近年中国は経済建設の看板を掲げて実際は官商結託の形で、インフラ建設と企業建設を名目に、庶民の財産を略奪していると指摘。また、資産総額7.5兆元に対し、不良債権総額は26兆元。つまり、中国の銀行全体が破綻していることになります。

 
中国では民間の非正式なルートで伝い出された情報が、しばらくして事実だと判明する事がよくあります。中国経済専門家謝田(しゃでん)さんは、数十兆元という不良債権の数字の正確さはともかく、その規模は可能性としてあり得ると指摘します。
 
中国経済専門家 謝田さん
「中国の不動産市場を見ればわかります。長年多くの建物を建てて、まだたくさん売れ残っています。中国の各都市の売れ残りまたは開発中の不動産の融資額を全部足すと、この数字はおかしくはないのです。返済の時期に来ているのに、返済できないと破産します。なので、この数兆、十数兆、数十兆、この規模は完全に可能です」
 
文章によると、金融システム全体の不良債権は少なくとも26兆元。例えこの数字の信用度を60%として見ても、中国の金融システムは破綻に直面していることが分かると謝さんは指摘します。
 
中国経済専門家 謝田さん
「中共は未だに強制的な手段で、同時に財政と貨幣発行をコントロールするといった他の国ではありえない独裁政権のみが使う手段で、経済を維持していまする。結果、インフレはますます高進し、庶民の財産はますます搾取されていきます」
 
文章は最後にこう結びました。“中国のような経済発展モデルはどこにもない。一時的に大々的に行い、実は巨大危機の種を植えている。待ち構えるのは一つしかない。つまり債務の清算である。”
 
中国経済専門家 謝田さん
「中国全体は今火山口に置かれ、至る所が噴火口であり、至る所に噴火の可能性があります」
 
新唐人テレビがお伝えしました。
 
(翻訳/坂本 ナレーター/萩野 編集/工)

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